仕事帰りの参拝
2010年 09月 02日
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今日は、仕事で豊後高田市に行った。
そこで、奥さんと2時間半程度 自家製のシソジュースを飲みながら、色々お話をして、そのまま帰社するつもりだったのだが、せっかくなので、宇佐神宮に立ち寄ることにした。
これが生まれて2回目の参拝となる。
初めて訪れたのは、確か20代半ばだったと思う。
当時付き合っていた彼女と初詣に出かけたのだ。
彼女は非常に迷信深い性格で、宇佐神宮に行けば 神様が怒って別れることになるからと、最初は執拗に拒否した。
私はそんなこと関係ないからと説得して行ったのだが、事実、本当にその日を境に その彼女と二度と会うことはなかった。
自然消滅と言うべきだろうか。まったく奇妙な話である。
友人に尋ねると、本当にそういう噂があるとのことだった。
それも、結構 有名な話だと。
それ以来、付き合った女性に この話をすると、誰一人としてこの宇佐神宮へは一緒に行きたがらなかった。
この日も猛暑でカメラのショルダーバックが、肩に重くずっしりのしかかる。
砂利道に足をすくわれ、参道の距離も思いのほか長い。
私の背広は汗でにじんでいた。
私はレンズを3本用意していたが、もう変えることさえ面倒臭くなってしまっていた。
そこで最初からセットしていた広角レンズで、全て撮影することにした。
本殿に到着すると、賽銭箱が3つ並んでいたので、私は訳も分からず真ん中の賽銭箱に小銭を投げ込むと、二礼 四拍 一礼を丁寧に行った。
そして、巫女さんのところへ行き、どうして賽銭箱が三つあるのか尋ねた。
すると巫女さんは、優しいまなざしで、本殿は八幡三神を祭っており、左から神殿の順に一の御殿、二の御殿、三の御殿と三柱の神がいらっしゃると教えてくれた。
私は既に疲労困憊していたのだが、もう一度気を取り直して 一の御殿に行き、最初からやり直すことにした。
そして、二の御殿で財布から100円玉を取り出すと、それを賽銭箱にためらわず放り投げたのだが、
宙を舞ったのは100円玉ではなく、私の財布だった。
思わず、「あっ」と叫んでしまった。本当に慌ててしまった。
幸いにも財布は木の格子に挟まれて難を逃れたのだが危ないところだった。
私はお礼も込めて、木札のお守りを買った。
それも商売繁盛。
生まれて初めて合格祈願以外のお守りを買った。
帰りの歩道で方向音痴の私はやはり迷ってしまった。
何となく来る途中で予想はしていたのだが、やはり思った通りになってしまった。
道を尋ねるのはもう慣れている。私は迷わず通りすがりの人に道を聞いた。
駐車場まで戻ると、私のグレーのスーツは汗でダークグレーになっていた。
もう当分の間は来なくてよいと自分自身で勝手に納得した。
ちなみに木札のお守りは会社のデスクの前に立て掛けている。
願いが成就することを心から祈るばかりである。
今日は、仕事で豊後高田市に行った。
そこで、奥さんと2時間半程度 自家製のシソジュースを飲みながら、色々お話をして、そのまま帰社するつもりだったのだが、せっかくなので、宇佐神宮に立ち寄ることにした。
これが生まれて2回目の参拝となる。
初めて訪れたのは、確か20代半ばだったと思う。
当時付き合っていた彼女と初詣に出かけたのだ。
彼女は非常に迷信深い性格で、宇佐神宮に行けば 神様が怒って別れることになるからと、最初は執拗に拒否した。
私はそんなこと関係ないからと説得して行ったのだが、事実、本当にその日を境に その彼女と二度と会うことはなかった。
自然消滅と言うべきだろうか。まったく奇妙な話である。
友人に尋ねると、本当にそういう噂があるとのことだった。
それも、結構 有名な話だと。
それ以来、付き合った女性に この話をすると、誰一人としてこの宇佐神宮へは一緒に行きたがらなかった。
この日も猛暑でカメラのショルダーバックが、肩に重くずっしりのしかかる。
砂利道に足をすくわれ、参道の距離も思いのほか長い。
私の背広は汗でにじんでいた。
私はレンズを3本用意していたが、もう変えることさえ面倒臭くなってしまっていた。
そこで最初からセットしていた広角レンズで、全て撮影することにした。
本殿に到着すると、賽銭箱が3つ並んでいたので、私は訳も分からず真ん中の賽銭箱に小銭を投げ込むと、二礼 四拍 一礼を丁寧に行った。
そして、巫女さんのところへ行き、どうして賽銭箱が三つあるのか尋ねた。
すると巫女さんは、優しいまなざしで、本殿は八幡三神を祭っており、左から神殿の順に一の御殿、二の御殿、三の御殿と三柱の神がいらっしゃると教えてくれた。
私は既に疲労困憊していたのだが、もう一度気を取り直して 一の御殿に行き、最初からやり直すことにした。
そして、二の御殿で財布から100円玉を取り出すと、それを賽銭箱にためらわず放り投げたのだが、
宙を舞ったのは100円玉ではなく、私の財布だった。
思わず、「あっ」と叫んでしまった。本当に慌ててしまった。
幸いにも財布は木の格子に挟まれて難を逃れたのだが危ないところだった。
私はお礼も込めて、木札のお守りを買った。
それも商売繁盛。
生まれて初めて合格祈願以外のお守りを買った。
帰りの歩道で方向音痴の私はやはり迷ってしまった。
何となく来る途中で予想はしていたのだが、やはり思った通りになってしまった。
道を尋ねるのはもう慣れている。私は迷わず通りすがりの人に道を聞いた。
駐車場まで戻ると、私のグレーのスーツは汗でダークグレーになっていた。
もう当分の間は来なくてよいと自分自身で勝手に納得した。
ちなみに木札のお守りは会社のデスクの前に立て掛けている。
願いが成就することを心から祈るばかりである。
by DZE03247H
| 2010-09-02 18:03