誰もいないバー
2011年 01月 30日
「マタドール」 テキーラベースで私の一番好きなカクテル。意味は闘牛士。
次は「シンガポール・スリング」 有名なカクテルだが、この店のが一番ラッフルズホテルに近いと勝手に信じている。
そして最後が、カクテルの王様である、「マティーニ」 これを飲めば大体その店のバーテンダーの腕が分かるといわれるほど。ちなみに私は辛口が好み。
私のいきつけのショットバーである。
私の知る限り、大分で一番古くて、有名ではないだろうか。
月に2、3度程、ここを訪れる。 たまに一人のときもある。
昔は、夜景の綺麗なホテルの最上階だの、一望できる丘の上だの いろいろ行ってはみたが、結局はここが一番落ち着く。
いたって普通のショットバーだが、雰囲気は一流である。
小さめの音量に調整された、心地よい響きのジャズが流れる。
耳を澄ますと、他の客達の声がバーの中に広がる。
思わず、聞き耳を立てることもしばしば。
ある意味、ここは情報の中心部なのかも。
毎週土曜日の午後にFMラジオで放送される「アパンティ」の雰囲気に一番合っているのではないかと、個人的には思うのだが。
何だかなつかしい場所のように思えてならない。
ここのマスターは日本を代表するバーテンダーの一人である。
そのマスターが作るカクテルはどれも単なる酒ではなく、芸術的である。
それもその作り方の一連の動作に無駄がなく、美しい。
味も格別である。
ただでさえ、常連客が多いので、紹介はしないが、恐らく見つけるのは簡単だと思う。
by DZE03247H
| 2011-01-30 09:50